素敵なイラスト礼状葉書をお送りします。
国指定重要無形民俗文化財「六郷のカマクラ」
色鮮やかな「天筆」を町中にかかげる伝統行事が、秋田県美郷町にあります。天筆に書かれた願いごとは、ドンド焼きの炎で焼かれ神様の元へと届けられます。あなたも天筆を立てて、澄んだ冬の空を美しく彩ってみませんか。
天筆代書サービスが日本中の願いをかなえます
「天筆を代書するサービス」があれば、願いごとをお持ちの方に喜んでいただけるのではないかと考え、「日本の願いをかなえる天筆プロジェクト」を立ち上げました。日本中からお預かりした願いごとを心を込めて代書し、想いを天に届けます。
若者たちが伝統行事を活性化
天筆代書サービスを発案したのは、地元の伝統行事の活性化を考える若者たちのグループです。1月から、町内のボランティアが天筆つくりを行います。料金を500円(税込)頂戴いたします。伝統行事の改善に収益金が使われる、完全な非営利事業です。
天筆のつくり方
天筆は、色半紙を横に三つに切ったものを、緑、黄、赤、白、青の順番(みぎあしあお)に継ぎ合わせて作ります。長さは4mほどになります。書く文句にはいろいろな例がありますが、はじめに「奉納 鎌倉大明神 天筆和合楽 地福円満楽」と書き、自分の願いごと(試験合格楽など)を続けます。最後には「あらたまの年のはじめに筆とりてよろずの宝かくぞあつむる」と和歌を書くのが決まりです。
焼かれた天筆が空高く昇ると、学業の成績が向上!
「六郷のカマクラ」の期間中、天筆は青竹に結んで吊るされます。天筆焼きは最終日の晩、願いごとを神様へ届ける為に行われます。神官がお祓いをして松鳰(まつにお)に火を点けた後、天筆を焼きます。焼いた天筆が空に高く昇れば字が上手になり、成績が上がると言われています。受験生の方にもおすすめ致します。